三十三間堂

住所 605-0941京都市東山区三十三間堂廻り町657
TEL 075-561-0467
拝観日・時間 年中無休
8時〜17時(11月16日〜3月は9時〜16時)
受付終了は各30分前
拝観料 一般600円、高校中学400円、子供300円
(30名様以上は団体割引)
アクセス ・JR京都駅から
 市バス206、100、208系統で「博物館三十三間堂前」

・京阪電鉄「七条」歩7分
駐車場 有(50台)
サイト http://sanjusangendo.jp/



前日届いた「府民だより」に、3月3日、お雛さんの日に三十三間堂
で「瀬戸内寂聴師のお説法」、の小さな案内が載っていた。

午前中の「華道池坊・献華式と唄散華法要」は無理だが、お説法は
午後からなのでこの機会に、と出かけた。この日は拝観料は無料だ。

1月17日に同じく三十三間堂で行われる恒例の「通し矢」
この日も無料だった。京都のお寺さんは肝っ玉が大きい。(^^)!!

1時前に着くとすでに境内はいっぱいの人だった。
紫の衣姿で現れた寂聴師は、「ここは私一人だから寒いんです。
皆さんは隣の人も前の人もいて寒くないですね。」、と皆を笑わせて軽快な語りが始まった。

途中脱線しながらも、さーっと本題に戻るリズムの良さ。
「三十三間堂の観音様」の話。「有縁、無縁」の話を
「数年前のお正月にここで御経を唱えていると、後ろからお賽銭が
ジャラジャラと降ってくるの。とってもいい気持ちでした。
お願いする時はお賽銭をあげてきちんとお願いするのですよ。」
などと、合間に軽い話を織り交ぜながら話されるリズムは心地よく
笑ったり、感心したり、興味をそそられたりと1時間があっという間に過ぎていった。

質問に応えられた後、「いいお説法だったじゃない」、と
明るい締めくくりで手を振って去られる姿は少女のようだった。
今年88歳だそうで、これからますます大きくなられるように感じた。

「信仰があると困難な時も支えになりますから越えて
いけるのです。」、とご自分が子供の頃の不景気な時代を
例えに話された。とにかく面白かった。

道を隔てた向かいの養源院の立ち寄ったが、本堂への坂も横の空き地も
懐かしい空間だった。誰も取らない夏ミカンがなっていて、落ちているのを
数個拾って帰った。




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