kyotomall  合成洗剤が環境に与える影響




●内容

1963年鳥羽市水産研究所所長に就任以来これまでの、合成洗剤が
人体と環境に及ぼす影響の実験と講演の記録


本日の演題は環境問題なので、いつもの講演なら、環境問題をやっておいて、
「そんなこと言ったて、私一人がやめてもどうしようもないじゃないか」
と言う人たちのために、「いや、そうじゃありません。合成洗剤を使っていると、
こんなにひどい目に遭うのですよ」ということをお話するのが普通ですけれども、
今日は健康問題を先にしまして、環境問題と同じ位の比重でお話を進めたいと
思います。(本文抜粋)


●目次

・合成洗剤追放運動の始まり
・主婦湿疹
・ネズミの実験
・内臓の障害
・胎児の先天異常
・相乗効果
・合成洗剤と石けんの性質
・アワビの漁獲量と合成洗剤
・ウニについて
・名古屋大学理学部管島臨海実験所
・TBTと合成洗剤
・歯磨き剤とウニ
・ウニと人
・カキ
・アワビ
・メバル
・メダカ
・イトミミズ
・アユ
・ナマズ
・タイ
・ハマグリ
・アサリ
・プランクトン
・汚水浄化微生物
・金属石けんのこと
・あとがき
・資料

●石川貞二 氏  経歴

1928(昭和3)年: 東京都生まれ
1951(昭和26)年: 東京水産大学養殖科卒業(熱帯魚・草魚などに関わる)
1963(昭和38)年: 鳥羽市水産研究所設立に伴い所長に就任
1970(昭和45)年: 三重県の中南勢開発計画に反発、鳥羽市周辺海洋環境調査を開始する。
同志社大学 小林直之教授が瀬戸内海環境調査に用いた
ウニ卵の発生による海水汚染の実態調査手法を取り入れる。
1972(昭和47)年: 鳥羽市のアワビの漁獲量急減の原因として、合成洗剤に疑いを持ち
アワビの幼生やウニの発生で実験を始める。
1986(平成元)年: 定年退職まで百数十種の市販合成洗剤の検査をウニの発生で行う。
この間合成洗剤追放運動の仲間に取り込まれ、柳沢文正・文徳両博士、
鈴木紀雄滋賀大学教授はじめ多くの賢人の知遇を得て、ますます合成洗剤
との縁が深まる。


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